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太陽の風景の中で

何故 夏の暑さが嬉しかったときがあったんだろう何故 夏の午後のけだるさが切なかったときがあったんだろう会社の窓から見つめる青空が他人行儀なくらいに遠すぎる忙しいが大義名分になってしまった今はもうとどかない 夏さわれない 夏もうすこしだけほんの一月ほどでいい太陽の風景の中で一人の少年で いさせてほしい...

黄昏の波間に

遠ざかる影に背中を向けて少しシャツの袖を上げる日に焼けた肌に涼やかな海風は限りなく優しい君は濡れた瞳で一つ目くばせを残して黄昏の波間に消えた頬杖をといた夏が一つため息を残して黄昏の波間に溶けたSA-YO-NA-RA誰かが言ったのに聞こえない振りをして君と夏は僕の前から消えた...

残暑お見舞い申し上げます

残暑お見舞い申し上げます日々の流れさえも忘れてしまいそうなそんな暑さの続く毎日をいかがお過ごしでしょうか私はどんな暑さの日々が続いても貴方と会えない時間を数えています夏休みなんて長いようでいつも短く八月の暦をめくる度にため息をくり返したのに今年の夏は少し違って暦をめくる度に見る数字の少なさにため息をもらしてしまうのですそのため息も幾度かくり返して残暑見舞いの時期へやっときたのですけれど夏休みはまだ...

ため息

別に意地を張っていたいわけじゃないけれど誰かのささいな台詞ですぐ落ち込みそうなそんな情けない自分が嫌だから強気になって 意地を張る今日も 一人ぼっちの帰り道バスのタラップが異様に高いわそうね今の私ってバスと同じ同じ道を毎日行ったり来たり色々な人達に出会うけれど結局 私のもとに一人も残らないこんな私に貴方は優しかったけどけれどそれは肩すかし図書館の片隅で素直になれない私に一つため息をはく...

君の向こうの

例えば・・・短編小説をひとつ読むくらいの間君の事を考えるもう思い出としか呼べなくなってかなりになるけれど懐かしい街を訪ねるような気分で君の顔を見たくなるたぶんそれは残酷なことかも知れない取るに足らないことかも知れない回り続けるフィルムのような慌しさという言葉でも足りないくらい遠くへ過ぎ去ってく日々の中でそんな僅かな時間に君の向こうの自分を振り返る...